XF33mm F1.4で切り取る名古屋市農業センター
いつも本ブログをご覧頂きありがとうございます。
今回は名古屋市農業センターの枝垂れ梅をXF33mm F1.4一本で切り取った作例をお届けします。
大口径単焦点ならではのキレとボケをお楽しみください。
去年はXF80mm F2.8一本で切り取ったので、違いもご覧頂ければ幸いです。
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設定と機材
ボディ X-H2
レンズ XF33mm F1.4 R LM WR
設定
フィルムシミュレーション | Pro neg hi |
シャドー | -2 |
ハイライト | -2 |
カラー | +1 |
CCR | weak |
CCB | weak |
WBはautoで撮影し、後から調整しています。
また撮って出しでなく、簡単に編集しています。
作例
単焦点一本なので足を使うこと、絞りはどうするかに集中して撮影できました。
そうは言いつつも絞りは切りの良い数値を選びがちですが笑
ズームだと焦点距離もどうしようか?という工程が入るので、単焦点のシンプルさが好きです。
人の写り込みは致し方無いので、活かす方向で。※顔は極力写さず
開放からシャープに写るレンズの割にはボケも頑張ってくれています。
F3.2でも寄ればこれだけボケます。
最短撮影距離が30センチと、フルサイズの50mm単と比べても10センチは短いので、良くボケてくれます。
むしろ絞らないと背景がボケ過ぎてよく分からない事態に。
手前ボケを入れて満開感の演出を狙ってみました。
開放で撮影すると被写界深度の浅さから、ズームでは出来ない表現が可能です。
色収差も抑制されているので、余程の輝度差が無ければ開放から安心して撮影できます。
XF50mm F1.0は色収差が結構出るので大変です汗
背景を飛ばしたい時にもF1.4は大活躍です。
F6.4まで絞って満開感を出してみました。
50mmなので目の前の景色全てをフレーミング出来ず、良いと思ったところの切り取りの練習になります。
背景の余韻が残る位に絞るのが好きです。
人も含めて余韻を上手く残したいものです。
ケチの付けようがないくらい、満開でした。
肉眼だともっと感動したのですが、見たままを切り取って伝えるのは本当に難しいです。
美しきボケ・・・!
人の写り込みを避けようとしたため、中途半端な空の空き具合に汗
小高い箇所から見下ろした眺めがまさしく桃源郷と言うに相応しかったです。
後ろの建物が入るのが残念な点ではありますが笑
ズームならもう少し調整が出来たであろう場面。
これ以上は前に出られなかったので、50mm単焦点の限界でした。
まるで降り注ぐかのような咲き具合。
50mmならではの満開感を出せたのではないでしょうか。
広角だと遠近感が強調されてまばらになりますし、望遠だとここまで広く切り取れない、そんな絶妙な1枚かと思います。
今回1番のお気に入り。
手前の木で額縁構図風にしてみました。
ただもう少し狭い、換算75mmが良かったかもしれないです。
降り注ぐ光に照らされて。
まとめ
画角という制限がある中でいかに切り取るか?
単焦点は腕を伸ばしたり屈んだり、引いたり寄ったり工夫を求められます。
ズームの画角固定でも同じことは出来ますが、結局画角を変えてしまいがちなので汗
各焦点距離の特徴を掴むには、単焦点縛りは良い練習になります。
撮影条件が分かる場所ならですが、潔い単焦点縛りをオススメします。
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